日記

2022-06-24 15:49:00

骨は生きている

まるで梅雨明けでもしたかのような暑さとなりました。これから10日ほど軒並み30℃越えるようです。

今回は骨についてお話します。

骨は石膏のように、ほとんど変化のない物質であるような印象がありますが、人間の骨はダイナミックな新陳代謝を繰り返しています。どんな働きやしくみがあるのでしょうか?

骨の働きは、2つあります。一つは体を支える働きです。人間が重力に逆らって体を支えられるのは骨のおかげです。もう一つは、カルシウムの貯蔵庫としての働きです。体の中のカルシウムの99%は骨に蓄えられています。

古い骨は破骨(はこつ)細胞で壊されて、骨芽(こつが)細胞で新しい骨が作られます。約3年で骨が入れ替わることになります。若い成長期には壊される骨より作られる骨の量が多く、骨がしっかりしてきますが、年をとると骨が壊れる方が多くなり骨量が減少します。

骨はカルシウムとコラーゲンというたんぱく質が中心で作られています。鉄筋コンクリートにたとえると、コラーゲンが鉄筋、カルシウムがその間を埋めるセメントと考えることができます。その中に血管が通っており、破骨細胞によって骨が壊された時にカルシウムが全身に放出されます。このように生きている骨は、ダイナミックに活動しているのです。

 

2022-06-16 09:10:00

食物繊維について

梅雨空のもと、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。週末以降、気温も30℃前後が続くようで、蒸し暑くなりそうですね。

今日は食物繊維についてお話します。


食物繊維という言葉をCMでよく耳にすることが多いですね。

食物繊維とは、ヒトの体にある消化酵素で消化されない成分のことで、芋やごぼうなどの野菜やわかめなどの海草の主成分です。食物繊維を食べるとお腹がいっぱいになるので、食事の時に食べる物の量が少なくてすむのはよく知られていますが、その他の働きはあるのでしょうか?

まず、第一に脂質の吸収を妨げる働きがあります。一般に脂質は小腸で吸収されますが、そこに食物繊維があると、脂質の吸収が妨げられ、そのまま大腸に送られて高カロリーの脂肪を取り入れなくてすみます。

第二に、血中のコレステロール値が低下します。肝臓は胆汁酸を作って十二指腸に排出していますが、そこに食物繊維があると胆汁酸の再吸収が妨げられます。胆汁酸が肝臓に返ってこなくなれば肝臓は失った胆汁酸を作る必要にかられます。胆汁酸を作る原料がコレステロールです。血液中のコレステロールが胆汁酸を作るのに消費されて、血中のコレステロール値が低下します。

一般に食物繊維をとる量は、1000キロカロリー当たり10gと言われています。日本人の場合は、普段食事などで1日に2000~2500キロカロリー摂取しているので20~25g程度の食物繊維が必要と言われています。いろいろな食品から食物繊維をとりましょう。

2022-05-31 14:46:00

低血圧症とは

今日は夏到来という陽ざしの強さ。冷たいものが飲みたいですね。

今回は低血圧症についてお話します。

低血圧症は、一般的に高血圧症に比べて、あまり話題になりにくい疾患だと思いますが、低血圧症で困っている人もいるんじゃないでしょうか?低血圧症とはどんな状態なのでしょうか?

一般に収縮期血圧(上の血圧)が100mmHg未満の場合を低血圧と言いますが、低血圧であっても自覚症状がなくて、循環器系の障害が見られない場合は病気とは考えません。しかし、立ちくらみやめまいなどの症状を伴う低血圧の場合は低血圧症として治療の対象になる場合があります。

低血圧症の中でもっとも多い本態性低血圧症は、成因が明らかでなく、若い女性に多いタイプです。症状では、疲労感、めまい、頭痛、朝起きづらい、食欲不振などの症状が多い様です。一日の中では朝、午前中に症状が強いのが特徴です。

本態性低血圧症の治療は、不安な状態を取り除くことが大切です。日常生活では、規則正しい生活と適度な運動が必要です。夜更かしはさけ、アルコールも血管を拡張させるので摂酒が大切です。また、下肢の静脈に血液がたまるのを防ぐために、活動時にストッキングを使うのも効果的な事があります。
2022-05-16 22:55:00

カルシウム

今日はいっとき陽が射しましたが、予報通り、雨の降る肌寒い日でしたね

カルシウムについてお話します。

カルシウム不足は、骨粗鬆症の原因として有名ですね。日本人の成人の場合は1日に600mg以上が必要量と言われています。カルシウムを上手に取るにはどうしたらよいのでしょうか。

カルシウムを多く含む食品は大きく分けて4種類です。1つ目が乳製品、2つ目が骨のまま食べる小魚類、3つ目が海草、キャベツ、ブロッコリーなどの野菜類、4つ目が大豆製品です。これらの4つの食品をうまく食生活の中で取ることが大切です。

カルシウムの吸収をよくするには、ビタミンDが必要です。ビタミンDは日光に当たることで活性化されるので、日に当たることも必要です。逆に、カルシウムの吸収を悪くする場合として、塩分のとりすぎやリンのとりすぎがあります。リンは、炭酸飲料やインスタント食品に多く含まれていて、取りすぎるとカルシウムの吸収が悪くなります。

日本人は西洋人に比べて、乳製品の摂取が少ないために、一般に摂取不足があるようです。乳製品のカルシウム吸収率は53%と他の食品群に比べて良好です。牛乳を飲むと下痢をしやすい人はヨーグルトやチーズを取るようにすると良いと思います。

2022-04-30 20:21:00

じんましん

今日はよく晴れてさわやかな1日ですね。お出かけなさっている方がたくさんいらっしゃることでしょう。

じんましんについてのお話です。


じんましん(蕁麻疹)ができたことのある人は、結構いるんじゃないでしょうか?とても痒くて眠れなくて病院に駆け込んだことがある人もいるんじゃないでしょうか?蕁麻疹はどんな時にできるんでしょうか?

蕁麻疹は、皮膚の毛細血管の拡張することがきっかけとなって、痒みや皮膚を膨れ上がらせたりします。毛細血管が拡張する理由は様々な状況が関係します。まず、一番多いのが食べ物によるアレルギー反応です。アレルギーですから、同じ物を食べても蕁麻疹ができる人もいればできない人もいるわけです。

食べ物以外でできる蕁麻疹もよくみられます。寒冷刺激でも皮膚の毛細血管が拡張する場合があります。寒い場所から急に暖かい場所に移動した場合やその逆の場合でも起こることがあります。風呂あがりに蕁麻疹ができる場合もよくあります。皮膚の交感神経末端でアセチルコリンが分泌されることで起こるとされています。このタイプをコリン性蕁麻疹といいます。

その他では、ストレスによる蕁麻疹も時々見られます。よく「いやな物を見ると蕁麻疹がでる」なんて言いますよね。これも事実なんです。自律神経の失調状態によって、毛細血管が拡張して蕁麻疹が起こることがあります。これを心因性蕁麻疹といいます。

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