院長の独り言
消化のしくみ
心地よい風吹く皐月晴れです。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今日は消化についてのお話です。
食物中の3大栄養素は、糖質、蛋白質、脂肪です。これらはどのよ
消化とは栄養素を体の中に取り込むために食物をある程度まで小さ
ごはんやパンなどの糖質は、唾液の中のプチアリンという酵素によ
肉や魚などの蛋白質は、胃液の中のペプシンによって分解されて分
脂肪は、小腸に至るまでほとんど消化を受けませんが、膵臓から分
3大栄養素が小腸で消化しきれなかった場合は、大腸において腸内
鉄の不足と貧血の関係
貧血の中でも一番多い、
通常は、特別な偏食がない限り、
まず一つは、
消化管からの出血が一度にドンと起こるとショックになったり血便
もう一つは、女性の場合に多くみられるのは、
鉄欠乏性貧血のある場合は、こういった原因が考えられるので、
貧血
よく脳貧血とか言いますよね。
赤血球は、全身に酸素を送り届ける働きがありますから、
一番多いのが鉄欠乏による貧血です。
その他に、
薬と食品の相互関係
今日は季節外れの暖かさで、びっくりです。
前回から引き続きお薬の服用についてお話します。
薬を飲むとき、食べ物や飲み物が、
薬の効果が弱められてしまう場合としては次のような場合がありま
気管支拡張剤のテオフィリンは、
一方、薬の効果が強く出てしまう場合もあります。
アルコールは、薬の吸収を促進するので注意が必要です。
薬局で薬をもらうときに、薬剤師に服用時の注意をよくきいて、
薬の飲み方
まもなく師走。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今日は処方されたお薬の飲み方についてお話します。
病院でもらった薬は、食後とか食前とか飲む時間が書いてありますね。これはどんな意味があるのでしょうか?
薬は普通、胃で溶けるので、胃の中に食べ物が入っている場合は吸収が悪くなるので、吸収を良くしたい薬の場合は、食前に服用します。一般に、食前とは、食事をする前20分から30分が目安となります。
食後に服用する場合は、胃の中に食べ物が残っているので食前に内服するよりも吸収はゆっくりとなりますが、鎮痛剤など胃に負担がかかる薬などでは、食後の服用が好ましいと考えられます。また、食後の服用は、3度の食事と関連付けてのみ忘れを防ぐ効果もあります。一般に、食後とは、食直後から30分後までに服用します。
食間に服用する場合は、食べ物が残っていると薬の効果が十分に発揮できない場合などです。服用する時間は、前の食事の2~3時間後です。
薬を飲む時は、たっぷりの量の水か湯冷ましで飲むようにしましょう。十分の量の水で飲めば、それだけ早く薬が溶けで吸収が良くなります。少ない量で飲むと、食道に薬がくっついて潰瘍などをおこしたりします。水や湯冷まし以外で飲んではいけない薬もあります。薬をもらうときは薬局で飲み方をしっかり聞きましょう。
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