2026-06-21 12:42:00

血圧とは

紫陽花の色が映える季節となりました。いかがお過ごしでしょうか。今日は血圧についてお話します。

血圧とは血圧とは血管の中の血液の圧力の事です。血圧を示す時に上の血圧、下の血圧などと表現しますね。一回の血圧測定で2つの血圧がでてくるのはどうしてでしょうか?

普通に行われている血圧の測り方は、腕にマンシェット(空気を入れてしめつける袋)を巻いて水銀の血圧計を用いますよね。血圧の表し方は○○○/△△△mmHgになります。mmHgは水銀柱を何ミリ押し上げる圧力があるという意味です。○○○はいわゆる上の血圧、△△△は下の血圧と言われています。

いわゆる上の血圧とは心臓が収縮して血液を全身に送り出す時の血圧=収縮期血圧、下の血圧とは心臓が拡張して血液を送り出した後、平衡を保った時の血圧=拡張期血圧です。

収縮期血圧は、マンシェットで動脈を締め付けて動脈を通る血液を遮断した後、マンシェットを少しずつ緩めて、血流が再開する時の血圧です。

このとき、腕の動脈の上に置いた聴診器からは血管雑音が聞こえ始めます。この理由は、圧迫された血管の中を流れる血液に渦ができるためです。

さらにマンシェットを緩めていくと、血管雑音が聞こえなく時の圧力が拡張期血圧です。血管の圧迫がとれて、血液に渦ができなくなった時です。

つまり、マンシェットを緩めていって、腕の動脈に当てた聴診器から、血管雑音が聞こえ始めた時の血圧が収縮期血圧、血管雑音が聞こえなくなった時の血圧が拡張期血圧です。最近は、自動血圧計が普及して、家庭でも簡単に正確に血圧が測定できるようになりました。家庭で使う血圧計を購入する場合は、手首や指で計る血圧計よりも、腕に巻くタイプの血圧計を選びましょう。こちらの方が正確です。



2026-03-26 15:16:00

たばこの害について

たばこの害が言われ出してかなりになりますね。

たばこの害は、心臓に良くない、肺や喉に良くない、血管に良くない、歯周病の原因になる、など多数の害があります。これはみなさんがとてもよく知っていることだと思います。たばこを吸っている人の中でみても、一度は禁煙を考えたことがある人がほとんどです。だから、喫煙者もたばこは体に悪いことは感じているはずです。でもなんで簡単にやめられないのでしょうか?

これは、ニコチンという薬物の依存が関係しているからです。ニコチンには麻薬のような依存性があり、ニコチンの作用が体内から切れてくるとまた欲しくなって、ずっとたばこがやめられないというサイクルが起こります。

このサイクルを絶つためには、まず元凶であるニコチンを体内から完全に消失させることが大切ですが、イライラなどの禁断症状が強く出てしまうと、つい1本吸ってしまうということがおこります。

禁断症状が強く出ない場合には、体からニコチンがなくなってしばらくすれば、喫煙欲求は少なくなります。ただ、喫煙習慣は残っているので、たばこを吸う行為、口寂しい感じは残ることが多い様です。喫煙とは、こうしたニコチンによる薬物依存と喫煙習慣という2つの原因で、なかなかやめることができないわけです。

禁煙したいのに中々やめられない、禁煙成功したのにまた吸い始めてしまったかた、当院にご相談ください。

2026-02-13 20:01:00

糖尿病と血糖値

血糖値とは、血液中のブドウ糖濃度のことです。食事と血糖値の関係はどうなっているのでしょう。正常な場合と糖尿病の場合はどこがちがうのでしょう。

一般に、食事を取ると、糖分はすみやかに吸収されて、食後30分から1時間半後に血糖値が最高になります。しかし、血糖値が160mg/dlを越えることは通常はありません。それは、食事をして血糖値が上がりはじめると、膵臓の細胞からインスリンというホルモンが分泌されて、血糖値が上がりすぎないようになっているからです。

ところが、糖尿病のように、インスリンの分泌が悪い場合には、血糖値が160mg/dlを越えてしまいます。通常は血糖値が170~180mg/dlを越えると尿に糖がでるようになります。

インスリンは血糖値を下げるだけが本来の作用ではありません。インスリンは、からだの細胞がエネルギー源としてブドウ糖を利用するのに必要なホルモンです。糖尿病になると血管の中のブドウ糖を細胞の中に取り込めなくなってしまって、あふれてしまったブドウ糖を尿と一緒に捨ててしまっている状態なのです。糖尿病がひどくなるとやせてくるのは、細胞が栄養失調になっているからです。

糖尿病で食事療法が大切なのは、カロリーのとりすぎで血糖値が必要以上に上がって、自分の体で作っているなけなしのインスリンが無駄使いされないようにすることです。食事療法を守ることで、なけなしのインスリンの無駄使いがなくなってくれば、インスリンを作る細胞が元気を取り戻して、必要な量のインスリンを作ることができるようになってきます。

 

2026-01-13 11:05:00

ダイエットについて

お正月を迎えて、はや2週間ほどが過ぎました。ダイエットのために運動をしている人も多いと思います。でも食べてしまったしまったお菓子のカロリーを消費するのは結構大変です。

ダイエットのため健康的に減量するためには、脂肪を燃焼させることが大切です。筋肉を落としてしまうと、耐久力がなくなってしまうので、よくありません。

さて脂肪組織を1kg落とす(体で燃焼させる)には、どのくらいのカロリーが必要でしょうか?

約7200キロカロリーです。これは、脂肪のカロリーは1gあたり9キロカロリーなので、脂肪組織の中に純粋な脂肪が8割占めているとするとこのカロリーになります。

さて、散歩1時間で消費するカロリーは、約160キロカロリーですから、毎日1時間歩いて1kgの脂肪組織を落とすには45日かかる計算になります。

脂肪を落とすということは、運動だけでは大変です。脂肪を落とすのに大切なのは食事で食べ過ぎないことが第一です。逆に食事療法だけでは、筋肉が落ちて、基礎代謝量が減り、食事療法の効果が出にくくなります。

ちなみにダイエット(diet)という単語の本当の意味は『食事』です。

2025-12-15 08:54:00

薬の飲み方について

病院でもらった薬は、食後とか食前とか飲む時間が書いてありますね。これはどんな意味があるのでしょうか?

薬は普通、胃で溶けるので、胃の中に食べ物が入っている場合は吸収が悪くなるので、吸収を良くしたい薬の場合は、食前に服用します。一般に、食前とは、食事をする前20分から30分が目安となります。

食後に服用する場合は、胃の中に食べ物が残っているので食前に内服するよりも吸収はゆっくりとなりますが、鎮痛剤など胃に負担がかかる薬などでは、食後の服用が好ましいと考えられます。また、食後の服用は、3度の食事と関連付けてのみ忘れを防ぐ効果もあります。一般に、食後とは、食直後から30分後までに服用します。

食間に服用する場合は、食べ物が残っていると薬の効果が十分に発揮できない場合などです。服用する時間は、前の食事の2~3時間後です。

薬を飲む時は、たっぷりの量の水か湯冷ましで飲むようにしましょう。十分の量の水で飲めば、それだけ早く薬が溶けで吸収が良くなります。少ない量で飲むと、食道に薬がくっついて潰瘍などをおこしたりします。水や湯冷まし以外で飲んではいけない薬もあります。薬をもらうときは薬局で飲み方をしっかり聞きましょう。