日記

2022-10-10 08:27:00

鼻血が出るとは

鼻血が出たことがある人はいるでしょう。鼻血がたびたび出る場合は、何らかの病気がかくれていることがあります。

鼻血は正式には鼻出血(びしゅっけつ)といいます。鼻は空気の通り道です。鼻の中(鼻腔)を通ることで空気は暖められ、適度に加湿されて肺にはいるようになっています。つまり、鼻腔は毛細血管や粘液を分泌する粘膜が豊富な場所です。だから、粘膜や毛細血管が傷つくと出血が起こります。

鼻血が出たときは、腰掛けて少しうつむいた姿勢で、上から小鼻を押さえます。普通の鼻血ならば、5~10分も圧迫すれば止まります。上を向いたり、あお向けで横になると、のどの方に血液が流れて、飲みこんだりすると、気分が悪くなることがあります。後ろ首をたたいたりしますが、止血の効果はありません。


鼻血が起こる原因は、指でひっかいたりする以外では、かぜや鼻アレルギーで鼻の粘膜がただれて起こる場合や、高血圧や肝臓病、腎臓病、白血病などの内科の病気がきっかけで起こることがあります。

それ以外では、心臓病や心臓手術後などの場合でワーファリンなどの抗凝固剤(血液がかたまりにくくする薬)を飲んでいる人です。この場合は、勝手に薬を中止すると悪い医師とよく相談をしてみてください。また、鼻や副鼻腔などの病気で出血が起こることがあるので、内科の疾患を持っていない方は耳鼻科を受診するとよいでしょう。

 

 

 

2022-08-20 23:35:00

骨粗しょう症とは

みなさま、ご無沙汰いたしました。暑中お見舞い申し上げます。
今日の午前中の土砂降りには、参りました。来院される患者さんも足元はずぶぬれでいらっしゃいました。

前回の骨のお話に関連して。。
最近よく聞くことの多い病気として骨粗鬆症があります。この病気は高齢者、特に閉経後の女性に多く起こる骨の病気です。最近の高齢者の増加とともに増えていて、現在では280~380万人に及ぶと考えられています。

全身のカルシウム99%は骨にあって、骨の強さを保つのにカルシウムは必要です。カルシウムが不足すると骨がもろくなって、転んだ時に腕の骨が折れやすかったり、尻もちをついた時に背骨が潰れたりします。大腿骨が折れることも高齢者では多いようです。そのほか、ある種のホルモン剤でも骨がもろくなることがあります。

予防法は、カルシウムとビタミンDを十分に取ることと、日に当たることが必要です。また、無重力状態のように、骨に物理的な刺激が加わらないと骨からカルシウムが抜けてしまって骨がもろくなります。毎日一定の時間散歩をしたり、軽いスポーツなどを行って骨の強化をすることも重要です。

 

 

2022-06-24 15:49:00

骨は生きている

まるで梅雨明けでもしたかのような暑さとなりました。これから10日ほど軒並み30℃越えるようです。
今回は骨についてお話します。

骨は石膏のように、ほとんど変化のない物質であるような印象がありますが、人間の骨はダイナミックな新陳代謝を繰り返しています。どんな働きやしくみがあるのでしょうか?
骨の働きは、2つあります。一つは体を支える働きです。人間が重力に逆らって体を支えられるのは骨のおかげです。もう一つは、カルシウムの貯蔵庫としての働きです。体の中のカルシウムの99%は骨に蓄えられています。
古い骨は破骨(はこつ)細胞で壊されて、骨芽(こつが)細胞で新しい骨が作られます。約3年で骨が入れ替わることになります。若い成長期には壊される骨より作られる骨の量が多く、骨がしっかりしてきますが、年をとると骨が壊れる方が多くなり骨量が減少します。
骨はカルシウムとコラーゲンというたんぱく質が中心で作られています。鉄筋コンクリートにたとえると、コラーゲンが鉄筋、カルシウムがその間を埋めるセメントと考えることができます。その中に血管が通っており、破骨細胞によって骨が壊された時にカルシウムが全身に放出されます。このように生きている骨は、ダイナミックに活動しているのです。

 

 

 

2022-06-16 09:10:00

食物繊維について

梅雨空のもと、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。週末以降、気温も30℃前後が続くようで、蒸し暑くなりそうですね。

今日は食物繊維についてお話します。

食物繊維という言葉をCMでよく耳にすることが多いですね。
食物繊維とは、ヒトの体にある消化酵素で消化されない成分のことで、芋やごぼうなどの野菜やわかめなどの海草の主成分です。食物繊維を食べるとお腹がいっぱいになるので、食事の時に食べる物の量が少なくてすむのはよく知られていますが、その他の働きはあるのでしょうか?

まず、第一に脂質の吸収を妨げる働きがあります。一般に脂質は小腸で吸収されますが、そこに食物繊維があると、脂質の吸収が妨げられ、そのまま大腸に送られて高カロリーの脂肪を取り入れなくてすみます。

第二に、血中のコレステロール値が低下します。肝臓は胆汁酸を作って十二指腸に排出していますが、そこに食物繊維があると胆汁酸の再吸収が妨げられます。胆汁酸が肝臓に返ってこなくなれば肝臓は失った胆汁酸を作る必要にかられます。胆汁酸を作る原料がコレステロールです。血液中のコレステロールが胆汁酸を作るのに消費されて、血中のコレステロール値が低下します。

一般に食物繊維をとる量は、1000キロカロリー当たり10gと言われています。日本人の場合は、普段食事などで1日に2000~2500キロカロリー摂取しているので20~25g程度の食物繊維が必要と言われています。いろいろな食品から食物繊維をとりましょう。
 
 
 
2022-05-31 14:46:00

低血圧症とは

今日は夏到来という陽ざしの強さ。冷たいものが飲みたいですね。

今回は低血圧症についてお話します。

低血圧症は、一般的に高血圧症に比べて、あまり話題になりにくい疾患だと思いますが、低血圧症で困っている人もいるんじゃないでしょうか?低血圧症とはどんな状態なのでしょうか?

一般に収縮期血圧(上の血圧)が100mmHg未満の場合を低血圧と言いますが、低血圧であっても自覚症状がなくて、循環器系の障害が見られない場合は病気とは考えません。しかし、立ちくらみやめまいなどの症状を伴う低血圧の場合は低血圧症として治療の対象になる場合があります。

低血圧症の中でもっとも多い本態性低血圧症は、成因が明らかでなく、若い女性に多いタイプです。症状では、疲労感、めまい、頭痛、朝起きづらい、食欲不振などの症状が多い様です。一日の中では朝、午前中に症状が強いのが特徴です。

本態性低血圧症の治療は、不安な状態を取り除くことが大切です。日常生活では、規則正しい生活と適度な運動が必要です。夜更かしはさけ、アルコールも血管を拡張させるので摂酒が大切です。また、下肢の静脈に血液がたまるのを防ぐために、活動時にストッキングを使うのも効果的な事があります。

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