院長の独り言
2021-04-29 16:03:00
痛み止めの種類
痛みはとても辛い症状です。
膝が痛い、胃が痛い、肩が痛いなど痛みの起こる場所は様々です。
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一般に、痛みの種類には2種類あります。一つ目は、筋肉や関節などの痛みです。関節などが腫れたり、筋肉が凝って痛くなる場合などです。二つ目は、胃腸などの管の内臓の痛みです。胃の痛みや尿管結石などの痛みです。
私たち医師の間では、筋肉や関節などの痛みの場合、痛み止めとして消炎鎮痛剤を良く使います。筋肉が凝って痛みが出ている場合は、筋肉の緊張をゆるめる薬を使う場合もあります。一方、胃腸などの痛みを止めるには、管のけいれんをとる沈痙剤(ちんけいざい)を用います。一般的に胃腸や尿管など管の内臓の痛みは、管のけいれんでおこる場合が多いからです。
消炎鎮痛剤を服用すると胃に負担がかかりますので、胃腸が痛い時に間違って消炎鎮痛剤を飲まないように注意してください。
ご不安の方は、痛み止めの使い方についてご相談ください。