院長の独り言

2022-04-18 11:42:00

胸の痛み

今日の空は肌寒い感じです。夕方から雨降りのようですが。。

今回は胸の痛みについてお話します。

胸の痛みを自覚したことのある人は少ないでしょう。胸の痛みは重大な病気が隠れていることがあるので注意が必要です

まず、緊急を要する疾患としては、心筋梗塞、肺梗塞、解離性大動脈瘤です。これらの疾患の時は、胸の痛みがかなり強いので、冷や汗をかいたり、生命の危険を感じるような痛みであることが多いようです。

その他に注意しなければならない病気として、自然気胸といって肺が破れて胸腔に空気がたまる病気の時があります。激しい咳の後に起こったりします。これも、放置すると肺がつぶれてしまうので、すぐ治療が必要な病気です。

これらの疾患以外で胸痛が起こる頻度の多い病気は、帯状庖疹です。ピリピリした痛みが胸から背中にあり、痛みで夜が眠れない場合もあります。痛みが出てからしばらくすると体に皮疹がでてきます。その他、肋間神経痛はよく経験する疾患です。胸部の病気以外では胃潰瘍でも胸痛がおこる場合があります。