院長の独り言
2021-06-04 16:35:00
アルコールのお話~②
今日は昨日と打って変わって、雨模様。肌寒いぐらいですね。
今週も引き続き、アルコールについてのお話です。
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アルコールを「絶対飲んではいけない人」がいます。
つまり『断酒』をしないといけない人です。
アルコールの制限には『節酒』・『禁酒』・『断酒』の3種類があります。『節酒』はアルコールの量や飲む頻度を減らすことです。『禁酒』は一定期間アルコールを禁止する制限法です。一方、『断酒』は『酒を絶つ』、つまり一生飲まないことです。
『断酒』しなければならない人は、アルコール依存症の人です。飲み始めたら量が増えていろいろな障害をおこしてしまい、アルコールを正しく飲むことができない人です。これはアルコールという薬物の依存になってしまっている状態です。一昔前のアルコール依存症のイメージは、いわゆる『アル中』で浮浪者的なイメージでしたが、最近では仕事を持っているアルコール依存症の人が増えています。
近頃は企業もアルコール依存症に関心を持っているようです。アルコール依存症になると、遅刻が増えたり、生産性が落ちるので企業としても放置できなくなっています。まじめにせっせと仕事をしているように見える人でも、意外と酒がやめられなくなっている人がいます。