院長の独り言

2022-05-16 22:55:00

カルシウム

今日はいっとき陽が射しましたが、予報通り、雨の降る肌寒い日でしたね

カルシウムについてお話します。

カルシウム不足は、骨粗鬆症の原因として有名ですね。日本人の成人の場合は1日に600mg以上が必要量と言われています。カルシウムを上手に取るにはどうしたらよいのでしょうか。

カルシウムを多く含む食品は大きく分けて4種類です。1つ目が乳製品、2つ目が骨のまま食べる小魚類、3つ目が海草、キャベツ、ブロッコリーなどの野菜類、4つ目が大豆製品です。これらの4つの食品をうまく食生活の中で取ることが大切です。

カルシウムの吸収をよくするには、ビタミンDが必要です。ビタミンDは日光に当たることで活性化されるので、日に当たることも必要です。逆に、カルシウムの吸収を悪くする場合として、塩分のとりすぎやリンのとりすぎがあります。リンは、炭酸飲料やインスタント食品に多く含まれていて、取りすぎるとカルシウムの吸収が悪くなります。

日本人は西洋人に比べて、乳製品の摂取が少ないために、一般に摂取不足があるようです。乳製品のカルシウム吸収率は53%と他の食品群に比べて良好です。牛乳を飲むと下痢をしやすい人はヨーグルトやチーズを取るようにすると良いと思います。