院長の独り言

2022-04-30 20:21:00

じんましん

今日はよく晴れてさわやかな1日ですね。お出かけなさっている方がたくさんいらっしゃることでしょう。

じんましんについてのお話です。


じんましん(蕁麻疹)ができたことのある人は、結構いるんじゃないでしょうか?とても痒くて眠れなくて病院に駆け込んだことがある人もいるんじゃないでしょうか?蕁麻疹はどんな時にできるんでしょうか?

蕁麻疹は、皮膚の毛細血管の拡張することがきっかけとなって、痒みや皮膚を膨れ上がらせたりします。毛細血管が拡張する理由は様々な状況が関係します。まず、一番多いのが食べ物によるアレルギー反応です。アレルギーですから、同じ物を食べても蕁麻疹ができる人もいればできない人もいるわけです。

食べ物以外でできる蕁麻疹もよくみられます。寒冷刺激でも皮膚の毛細血管が拡張する場合があります。寒い場所から急に暖かい場所に移動した場合やその逆の場合でも起こることがあります。風呂あがりに蕁麻疹ができる場合もよくあります。皮膚の交感神経末端でアセチルコリンが分泌されることで起こるとされています。このタイプをコリン性蕁麻疹といいます。

その他では、ストレスによる蕁麻疹も時々見られます。よく「いやな物を見ると蕁麻疹がでる」なんて言いますよね。これも事実なんです。自律神経の失調状態によって、毛細血管が拡張して蕁麻疹が起こることがあります。これを心因性蕁麻疹といいます。