日記

2022-11-08 22:27:00

心の健康

心の健康を考える場合に大切なのは、人間として互いに関わり合って生きていくことがスムーズにできる状態を保つことが不可欠です。


心が健康である条件は

(1)行動や考え方が柔軟であること

(2)協調性があり、社会に参加する活動力があること

(3)他人を尊敬したり愛情をもてること

(4)自分の長所短所がわかり自制心があること

(5)生活を楽しめること

と言われています。

しかし、人の成長の過程でその心の状態は人によって様々です。

この心の働きは、自我の状態が影響しています。自我は人格の形成に関係しています。一般に私たちの性格は3つの自我から成り立っています。一つは両親の自我(P)、大人の自我(A)、子供の自我(C)です。Pは親が子供に理想の姿を教えるように、人としての理想を追求する自我です。Aは周囲に気を配り、自分の置かれている環境の中で現実的にうまく適応する自我です。Pは本能的な欲求を満たしたり本能的に身を守ろうとする自我です

このP,A,Cの自我の状態がバランスよく保たれている場合はストレスとうまくつき合い、心身共に調和した生活を送ることが可能です。たとえば、Cが大きく、P,Aが小さいとわがまま人間のタイプになります。また、PがCやAよりも大きければ、過剰適応タイプとなりストレスがたまりやすい状態になってしまいます。

この分析の方法は交流分析と言います。人間関係やストレスに対処する方法として、心療内科や精神科で使われている手法です。この自我の状態を調べる方法はエゴグラムを用います。

 

 

 

2022-10-10 08:27:00

鼻血が出るとは

鼻血が出たことがある人はいるでしょう。鼻血がたびたび出る場合は、何らかの病気がかくれていることがあります。

鼻血は正式には鼻出血(びしゅっけつ)といいます。鼻は空気の通り道です。鼻の中(鼻腔)を通ることで空気は暖められ、適度に加湿されて肺にはいるようになっています。つまり、鼻腔は毛細血管や粘液を分泌する粘膜が豊富な場所です。だから、粘膜や毛細血管が傷つくと出血が起こります。

鼻血が出たときは、腰掛けて少しうつむいた姿勢で、上から小鼻を押さえます。普通の鼻血ならば、5~10分も圧迫すれば止まります。上を向いたり、あお向けで横になると、のどの方に血液が流れて、飲みこんだりすると、気分が悪くなることがあります。後ろ首をたたいたりしますが、止血の効果はありません。


鼻血が起こる原因は、指でひっかいたりする以外では、かぜや鼻アレルギーで鼻の粘膜がただれて起こる場合や、高血圧や肝臓病、腎臓病、白血病などの内科の病気がきっかけで起こることがあります。

それ以外では、心臓病や心臓手術後などの場合でワーファリンなどの抗凝固剤(血液がかたまりにくくする薬)を飲んでいる人です。この場合は、勝手に薬を中止すると悪い医師とよく相談をしてみてください。また、鼻や副鼻腔などの病気で出血が起こることがあるので、内科の疾患を持っていない方は耳鼻科を受診するとよいでしょう。

 

 

 

2022-08-20 23:35:00

骨粗しょう症とは

みなさま、ご無沙汰いたしました。暑中お見舞い申し上げます。
今日の午前中の土砂降りには、参りました。来院される患者さんも足元はずぶぬれでいらっしゃいました。

前回の骨のお話に関連して。。
最近よく聞くことの多い病気として骨粗鬆症があります。この病気は高齢者、特に閉経後の女性に多く起こる骨の病気です。最近の高齢者の増加とともに増えていて、現在では280~380万人に及ぶと考えられています。

全身のカルシウム99%は骨にあって、骨の強さを保つのにカルシウムは必要です。カルシウムが不足すると骨がもろくなって、転んだ時に腕の骨が折れやすかったり、尻もちをついた時に背骨が潰れたりします。大腿骨が折れることも高齢者では多いようです。そのほか、ある種のホルモン剤でも骨がもろくなることがあります。

予防法は、カルシウムとビタミンDを十分に取ることと、日に当たることが必要です。また、無重力状態のように、骨に物理的な刺激が加わらないと骨からカルシウムが抜けてしまって骨がもろくなります。毎日一定の時間散歩をしたり、軽いスポーツなどを行って骨の強化をすることも重要です。

 

 

2022-06-24 15:49:00

骨は生きている

まるで梅雨明けでもしたかのような暑さとなりました。これから10日ほど軒並み30℃越えるようです。
今回は骨についてお話します。

骨は石膏のように、ほとんど変化のない物質であるような印象がありますが、人間の骨はダイナミックな新陳代謝を繰り返しています。どんな働きやしくみがあるのでしょうか?
骨の働きは、2つあります。一つは体を支える働きです。人間が重力に逆らって体を支えられるのは骨のおかげです。もう一つは、カルシウムの貯蔵庫としての働きです。体の中のカルシウムの99%は骨に蓄えられています。
古い骨は破骨(はこつ)細胞で壊されて、骨芽(こつが)細胞で新しい骨が作られます。約3年で骨が入れ替わることになります。若い成長期には壊される骨より作られる骨の量が多く、骨がしっかりしてきますが、年をとると骨が壊れる方が多くなり骨量が減少します。
骨はカルシウムとコラーゲンというたんぱく質が中心で作られています。鉄筋コンクリートにたとえると、コラーゲンが鉄筋、カルシウムがその間を埋めるセメントと考えることができます。その中に血管が通っており、破骨細胞によって骨が壊された時にカルシウムが全身に放出されます。このように生きている骨は、ダイナミックに活動しているのです。

 

 

 

2022-06-16 09:10:00

食物繊維について

梅雨空のもと、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。週末以降、気温も30℃前後が続くようで、蒸し暑くなりそうですね。

今日は食物繊維についてお話します。

食物繊維という言葉をCMでよく耳にすることが多いですね。
食物繊維とは、ヒトの体にある消化酵素で消化されない成分のことで、芋やごぼうなどの野菜やわかめなどの海草の主成分です。食物繊維を食べるとお腹がいっぱいになるので、食事の時に食べる物の量が少なくてすむのはよく知られていますが、その他の働きはあるのでしょうか?

まず、第一に脂質の吸収を妨げる働きがあります。一般に脂質は小腸で吸収されますが、そこに食物繊維があると、脂質の吸収が妨げられ、そのまま大腸に送られて高カロリーの脂肪を取り入れなくてすみます。

第二に、血中のコレステロール値が低下します。肝臓は胆汁酸を作って十二指腸に排出していますが、そこに食物繊維があると胆汁酸の再吸収が妨げられます。胆汁酸が肝臓に返ってこなくなれば肝臓は失った胆汁酸を作る必要にかられます。胆汁酸を作る原料がコレステロールです。血液中のコレステロールが胆汁酸を作るのに消費されて、血中のコレステロール値が低下します。

一般に食物繊維をとる量は、1000キロカロリー当たり10gと言われています。日本人の場合は、普段食事などで1日に2000~2500キロカロリー摂取しているので20~25g程度の食物繊維が必要と言われています。いろいろな食品から食物繊維をとりましょう。
 
 
 
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